カテゴリ単位のID付けされた出力処理を行うクラス。
[詳解]
#include <OutputUnit.h>
カテゴリ単位のID付けされた出力処理を行うクラス。
- 参照
- Output, Player
このクラスのインスタンスをアプリ側で直接生成することはできない。 Output クラスのメンバ関数 Output::getSystem および Output::getPlayer から取得すること。
出力識別ID値は文字列から作成できる。 アプリ実装においては、定数を定義してそれを用いることを推奨する。
有効な出力識別IDそのものはDaemonプロセスの設定ファイルで定義する。
スイッチ出力は SwitchOutput クラス、アナログ出力は AnalogOutput クラスで それぞれラップして出力値を設定することを推奨する。 メンバ関数 getSwitch および getAnalog で各ラッパを取得できる。
amdaemon::OutputUnit::OutputUnit |
( |
InnerIndexHolder |
| ) |
|
|
explicit |
コンストラクタ。
- 覚え書き
- アプリ側からは利用できない。
bool amdaemon::OutputUnit::exists |
( |
const OutputId & |
id | ) |
const |
指定した識別IDの出力が存在するか否かを取得する。
- 引数
-
- 戻り値
-
true | 存在する場合。 |
false | 存在しない場合。 |
void amdaemon::OutputUnit::setValue |
( |
const OutputId & |
id, |
|
|
std::int64_t |
value, |
|
|
bool |
forceUpdate = false |
|
) |
| |
出力値を設定する。
- 引数
-
[in] | id | 出力識別ID。 |
[in] | value | 出力値。出力先デバイスにより値の意味は異なる。 |
[in] | forceUpdate | 値が変化しない場合も更新要求するならば true 。既定値は false 。 |
- 例外
-
Exception |
- 引数 id に存在しない出力識別IDを指定した場合。
- 引数 value に有効範囲外の値を指定した場合。
|
std::int64_t amdaemon::OutputUnit::getCurrentValue |
( |
const OutputId & |
id | ) |
const |
現在出力値として設定されている値を取得する。
- 引数
-
- 戻り値
- 現在出力値として設定されている値。
- 例外
-
現在ライブラリ内で保持している値を返す。 起動直後などは、実デバイスにこの値が設定されているとは限らない。
std::int64_t amdaemon::OutputUnit::getMinValue |
( |
const OutputId & |
id | ) |
const |
出力値として有効な最小値を取得する。
- 引数
-
- 戻り値
- 出力値として有効な最小値。
- 例外
-
std::int64_t amdaemon::OutputUnit::getMaxValue |
( |
const OutputId & |
id | ) |
const |
出力値として有効な最大値を取得する。
- 引数
-
- 戻り値
- 出力値として有効な最大値。
- 例外
-
スイッチ出力ラッパを取得する。
- 引数
-
- 戻り値
- スイッチ出力ラッパ。
引数 id に存在しない出力識別IDを指定した場合でもラッパを取得できる。 ただしラッパのメンバ関数 SwitchOutput::exists は false を返す。
AnalogOutput amdaemon::OutputUnit::getAnalog |
( |
const OutputId & |
id, |
|
|
double |
minValue, |
|
|
double |
maxValue |
|
) |
| |
|
inline |
アナログ出力ラッパを取得する。
- 引数
-
[in] | id | 出力識別ID。 |
[in] | minValue | 線形変換された最小値として用いる値。 |
[in] | maxValue | 線形変換された最大値として用いる値。 |
- 戻り値
- アナログ出力ラッパ。
- 例外
-
Exception | 引数 minValue または maxValue に非数値(NAN等)を指定した場合。 |
引数 id に存在しない出力識別IDを指定した場合でもラッパを取得できる。 ただしラッパのメンバ関数 AnalogOutput::exists は false を返す。
アナログ出力ラッパを取得する。
- 引数
-
[in] | id | 出力識別ID。 |
[in] | maxValue | 線形変換された最大値として用いる値。既定値は 1.0 。 |
- 戻り値
- アナログ出力ラッパ。
- 例外
-
線形変換された最小値として用いる値は 0.0 とする。
引数 id に存在しない出力識別IDを指定した場合でもラッパを取得できる。 ただしラッパのメンバ関数 AnalogOutput::exists は false を返す。
このクラス詳解は次のファイルから抽出されました: