ネットワーク関連処理を提供するMonostateクラス。
[詳解]
#include <Network.h>
ネットワーク関連処理を提供するMonostateクラス。
Core クラスのメンバ関数 Core::execute 呼び出しによって内容が更新される。 一部の関数は処理完了まで呼び出し元スレッドをブロックする。
- アプリ固有の通信処理を行う場合の注意
- アプリ固有のLAN通信処理(サーバ機とサテライト機との通信等)を行う場合、 メンバ関数 isLanAvailable が true を返すまでは処理を行ってはならない。
- アプリ固有の店内LAN通信処理(メダルバンク通信等)を行う場合、 メンバ関数 isLocationLanAvailable が true を返すまでは処理を行ってはならない。
- アプリ固有のWAN通信処理(タイトルサーバとの通信等)を行う場合、 メンバ関数 isWanAvailable が true を返すまでは処理を行ってはならない。
- ただしALL.Net非対応タイトルの場合はその限りではない。
bool amdaemon::Network::isAvailable |
( |
| ) |
const |
ネットワーク機能を利用可能であるか否かを取得する。
- 戻り値
-
true | 利用可能である場合。 |
false | 機能が無効である場合。 |
bool amdaemon::Network::isLanAvailable |
( |
| ) |
const |
LANを利用可能な状態であるか否かを取得する。
- 戻り値
-
true | 利用可能である場合。 |
false | 利用不可能であるか、ネットワーク機能が無効である場合。 |
- Daemonプロセスがテスト項目 "IP ADDRESS" に成功すると true を返すようになる。
- ただし店舗ルータ直下で動作する設定の場合は常に false を返す。
- この関数が true を返す前にアプリ固有のLAN通信処理を行ってはならない。
- 一度 true を返した後は再度パワーオンセルフテストまたはネットワークテストを 開始するまで false に戻ることはない。
bool amdaemon::Network::isLocationLanAvailable |
( |
| ) |
const |
店内LANを利用可能な状態であるか否かを取得する。
- 戻り値
-
true | 利用可能である場合。 |
false | 利用不可能であるか、ネットワーク機能が無効である場合。 |
- Daemonプロセスがテスト項目 "HOPS" に成功すると true を返すようになる。
- この関数が true を返す前にアプリ固有の店内LAN通信処理を行ってはならない。
- 一度 true を返した後は再度パワーオンセルフテストまたはネットワークテストを 開始するまで false に戻ることはない。
bool amdaemon::Network::isWanAvailable |
( |
| ) |
const |
WANを利用可能な状態であるか否かを取得する。
- 戻り値
-
true | 利用可能である場合。 |
false | 利用不可能であるか、ネットワーク機能が無効である場合。 |
- ALL.Net対応タイトルの場合、Daemonプロセスがテスト項目 "ALL.Net AUTHENTICATION" に成功すると true を返すようになる。
- ALL.Net非対応タイトルの場合は常に false を返す。
- ALL.Net非対応だがWANを利用するタイトルでは独自に "DNS(WAN)" 相当の ネットワークテストを実施する必要がある。
- この関数が true を返す前にアプリ固有のWAN通信処理を行ってはならない。
- ただしALL.Net非対応タイトルの場合はその限りではない。
- 一度 true を返した後は再度パワーオンセルフテストまたはネットワークテストを 開始するまで false に戻ることはない。
ネットワーク設定情報を取得する。
- 戻り値
- ネットワーク設定情報。
bool amdaemon::Network::canStartTest |
( |
| ) |
const |
ネットワークテストを開始可能な状態であるか否かを取得する。
- 戻り値
-
true | 開始可能な状態である場合。 |
false | 開始不可能な状態である場合。 |
- 参照
- Sequence
ネットワーク機能が有効かつ現在ゲームテストモード中であれば true を返す。 ゲームテストモード状態の管理は Sequence クラスで行える。
bool amdaemon::Network::startTest |
( |
| ) |
|
ネットワークテストを開始する。
- 戻り値
-
true | 開始成功した場合。 |
false | 開始失敗した場合。 |
メンバ関数 canStartTest が false を返す場合は何もせずに false を返す。 既にネットワークテストを実施中である場合はリスタートする。
メンバ関数 canStartTest が true を返す場合であっても、 Daemonプロセス側の状態等によっては開始できない場合がある。 そのため、必ず戻り値をチェックすること。
Daemonプロセスが処理完了するまで呼び出し元スレッドをブロックする。
このクラス詳解は次のファイルから抽出されました: