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公開メンバ関数 | 全メンバ一覧
amdaemon::EMoneySound クラス

電子マネーのサウンド情報を提供するクラス。 [詳解]

#include <EMoneySound.h>

公開メンバ関数

 EMoneySound (bool stopRequired, const wchar_t *filePath)
 コンストラクタ。 [詳解]
 
 EMoneySound (const EMoneySound &src)
 コピーコンストラクタ。 [詳解]
 
 EMoneySound (EMoneySound &&src)
 ムーブコンストラクタ。 [詳解]
 
 ‾EMoneySound ()
 デストラクタ。 [詳解]
 
EMoneySoundoperator= (const EMoneySound &r)
 コピー代入演算子のオーバロード。 [詳解]
 
EMoneySoundoperator= (EMoneySound &&r)
 ムーブ代入演算子のオーバロード。 [詳解]
 
bool isStopRequired () const
 サウンド停止処理要求であるか否かを取得する。 [詳解]
 
const wchar_t * getId () const
 サウンドIDを取得する。 [詳解]
 
const wchar_t * getFilePath () const
 サウンドWAVEファイルパスを取得する。 [詳解]
 

詳解

電子マネーのサウンド情報を提供するクラス。

参照
EMoney, EMoney::setSoundHook

EMoney クラスのメンバ関数 EMoney::setSoundHook に設定したコールバックへ受け渡される。

サウンド再生について
一般業務用の電子マネー対応アプリでは、 メンバ関数 getFilePath が返すWAVEファイルパスを用いてサウンド再生を行うが、 この方法はゲーム用途にはそぐわない場合が多い。
そこで、メンバ関数 getId などの情報を用いて、 ゲームアプリにとって最適な手段でサウンド再生を行っても構わない。 当然ながら、再生されるサウンドは本来のWAVEファイルと同等のものにすること。
いずれの場合でも、メンバ関数 isStopRequired が true を返す場合は、 再生中の電子マネー関連サウンドの停止処理を行うこと。

構築子と解体子

amdaemon::EMoneySound::EMoneySound ( bool  stopRequired,
const wchar_t *  filePath 
)

コンストラクタ。

引数
[in]stopRequired停止処理要求フラグ。
[in]filePathサウンドWAVEファイルパス。 stopRequired が true ならば無視される。
amdaemon::EMoneySound::EMoneySound ( const EMoneySound src)

コピーコンストラクタ。

引数
[in]srcコピー元。
amdaemon::EMoneySound::EMoneySound ( EMoneySound &&  src)

ムーブコンストラクタ。

引数
[in]srcムーブ元。
amdaemon::EMoneySound::‾EMoneySound ( )

デストラクタ。

関数詳解

EMoneySound& amdaemon::EMoneySound::operator= ( const EMoneySound r)

コピー代入演算子のオーバロード。

引数
[in]r右辺値。
戻り値
自身の参照。
EMoneySound& amdaemon::EMoneySound::operator= ( EMoneySound &&  r)

ムーブ代入演算子のオーバロード。

引数
[in]r右辺値。
戻り値
自身の参照。
bool amdaemon::EMoneySound::isStopRequired ( ) const
inline

サウンド停止処理要求であるか否かを取得する。

戻り値
trueサウンド停止処理要求である場合。
falseサウンド再生処理要求である場合。

この関数が true を返す場合、電子マネー関連サウンドの停止処理を行うこと。 既に停止済みである場合は何も行わなくてよい。

この関数が true を返す場合、メンバ関数 getId および getFilePath は nullptr を返す。

const wchar_t* amdaemon::EMoneySound::getId ( ) const

サウンドIDを取得する。

戻り値
サウンドID。停止処理要求の場合は nullptr 。

サウンドWAVEファイルパスのファイル名部分を抜き出した文字列を返す。 ただし停止指示の場合は nullptr を返す。

例えば "0001-02-00" といった文字列になる。 ゲームアプリで再生するサウンドを決定するためのキーとして利用できる。

この関数の返す文字列にはファイル拡張子は含まれない。 拡張子を含めたファイル名を取得したい場合は、 getFilePath の戻り値に対して util::Path クラスの静的メンバ関数 util::Path::getName を用いて抜き出すとよい。

const wchar_t* amdaemon::EMoneySound::getFilePath ( ) const

サウンドWAVEファイルパスを取得する。

戻り値
サウンドWAVEファイルパス。停止処理要求の場合は nullptr 。

設定ファイルで指定したリソースディレクトリ以下にある、 サウンドWAVEファイルの絶対パスを返す。 ただし停止指示の場合は nullptr を返す。

サウンド再生については EMoneySound クラスの説明を参照すること。

ファイル名のみ利用したい場合、 util::Path クラスの静的メンバ関数 util::Path::getName を用いるとよい。


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